2011年12月22日

授業!!

「質問。脳性マヒでよかったと思うことはありますか」

 

「ない、ない、絶対ない!!」

 

 

12月16日、小学校へ授業に行ってきました。6年生が相手です。

子供たちと年齢の近い若者、ということでお声掛け頂きました。

「相手」という言葉は適当ではないかもしれないけれど、大きな教室いっぱいに座った子供たちのエネルギーを自分一人で受けると思ったら、「相手」だという他ない気がする。

伝えるということは身体を使うということ。

子供たちの目にエネルギーを吸い取られそうな気分になりながら、精一杯跳ね返す。

今は私が真ん中だ。エネルギーをひとりで全部受けて、全部跳ね返して、人から見られて、真ん中に立って。

帰ってから母に、「エネルギーを吸い取られるような気がしたけれど、全身の細胞が動いて頭が冴えて、快感なんだか疲れてるんだか、両方だ」と言ったら、「舞台ってそうだよ」。

そうか、舞台なんだ。

私は障害があって立つことすら大変だけれど、舞台が大好きだ。生身のエネルギーが好きだ。

今年の夏のパリ祭で、ラ・マルセイェーズのオープニングからいきなり泣きそうになった、あの高揚感が好きだ。

どんなに好きでも、愛していても、 舞台に立とうとも立ちたいとも立てるとも、思ったことはない。舞台と客席がひとつになったときの感覚を、客席ではなく舞台上から味わうことがあるとは思いもしなかった。

 

私が、動かなくてはいけないんだ。

自分が空気を動かしていくのだと思わなければ、呑まれてしまう。全てに。

 

自分が何かをしなければ、聞いている人を楽しませなければ、時計の針だけが動いていく。

持てる全てを、目の前の、生身の人間のために。お客さんのために。

全身を使って話した。頭も、身体も。心も。

 

きもちがいい、嬉しい。

 

最後の最後は、質疑応答。ちょこんと手が挙がった。

 

「脳性マヒで良かったと思うことはありますか」

 

全身全霊で答えた。

 

「ない、ない、ありえない、絶対ない!!!」

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